Sleep tight

ステエションズ vo,gt

2020.06.13

桃色のパニエに飛んだ泥。十九歳。グリーンラベル350ml。うつくしい朝。化粧直しをする女。捨てられたペットボトル。この世で一番美味しいんじゃないかと思ったなか卯の親子丼。銘柄が分からなかった煙草。もう戻らない日々。ぼくたちの音楽。ハヌマーンの音楽。生活の中に在る音楽。すこし前、昼過ぎの鴨川で友だちとただひたすら話をした。時間が経つということがどうでも良くなるぐらい、何かをした訳でも無いけれどとにかく楽しかった。ただ話をするだけで楽しいひとというのは、きっとそう多くないと思う。大切にしたい。未だ六月だというのにもう夏みたいな匂いがする。自粛期間が開けたからだろうが街は賑わいを取り戻しているような気がした。行ってみたいと思いながら行けていなかった古着屋で服を買った。会計中、その友達が傍にいたので「この店のショッパー持つの夢やってん」と話したら店員さんに笑われてしまって恥ずかしかった。真昼間、太陽の下を友だちと長時間歩いているということがとてつもなく嬉しい。路上ライブをしている人もいた。大阪では気が引けるが京都なら外で歌っても大丈夫なのだろうか。分からない。今は今しかないから、今しか出来ないことをしたいと思う。わたしの友だちはわたしへの好意を隠さずに表現してくれるひとばかりで本当に嬉しい。ひとに対して素直でないわたしだが、好きと言われてしまえばわたしも好きだと伝えてしまいたくなる。今回鴨川で話をした彼女とはお揃いの指輪を買った。特別なものを特別なひととお揃いにするのは嬉しい。彼女がこれを読んでいたら恥ずかしいが。

ハヌマーンサブスクリプションを解禁した。わたしは一年前くらいに勧められて知ったがもっと前から出逢いたかったと思う音楽だ。生活の中に在りながら突き刺さるような音楽。特に「幸福のしっぽ」は聴く度に泣いてしまう。家でも外でも関係なく涙が溢れて困るけど本当に良い曲なんだ。是非聴いて欲しい。纏まりが無くて何だか恥ずかしい気もするけれど、終わっておく。良い一日を。