Sleep tight

ステエションズ vo,gt

2023.4.29

日々をとりこぼしたくなくて、新しい年になってから毎日アプリで三行日記を書いている。三行と書いているけれど一行のときもあれば百行の日もある。一週間分を思い出しながら纏めて書くときもある。ゆるいけれど取り敢えず四ヶ月間続いていて、見返すたびに苦くもうれしくもなる記憶たちを束ねていることがすこし嬉しい。自分にとってマイナスなことは書かなくてもいいのに無意識的に書いてしまっているから、見るときの状態によっては心が少しだけ痛くなる。生きているなあと実感する。

今日はわたしの思い違いで予期せぬ一日休みになった。演ることに身体も精神も遣い切ってしまうのか、ライブの次の日は幾らでも寝れてしまう。何時間寝たのか分からなくなってから起きる。白湯を飲んでAmazonプライムを開く。三十時間後に配信終了になる映画の欄に観てみたい作品があったので観る。さいきん体調を崩して何十時間も布団に居る時間があったのだが、身体が元気なときに楽しむ休日はこんなにも有意義なのか。この世界にわたしと映画しか存在していないような気がした。時間という概念をすっかり忘れた、本当にたのしい休日だった。

見ず知らずのひとだけをフォローしているInstagramのアカウントがある。写真がメインのSNSではあるがキャプションをしっかり書くひとをよく見る。考えるひとの思想を覗く行為が好きだ。洗いざらいに心の内を吐き出す、いささか乱暴な文章を見るとうれしくなる。たいていそういう人は感受性が高くてかわいい。ぞっとするほどうつくしい写真を上げているひとも居て、保存する投稿が日に日に多くなっていく。YouTubeInstagram、ともだちが作った音楽、ひとに勧めてもらった音楽、素晴らしい映像、小説、誰かの文章やブログ、写真、などを見ているとうずうずする。何処に居ても作り手に回りたいじぶんを認識する。なにかを生み出したいとおもう。眺めているだけで居るには有り余る。突拍子も無いことを始めてしまうような気がしているけれど、どうせならやりたいことはやってしまおうと思う。芸術が好きだ。