Sleep tight

ステエションズ vo,gt

2022.06.03

書きたい!と思いながらなかなか書けないでいたらもう三ヶ月も経っていた。ちょっと忘れてしまっているものもあるけれど最近はとても楽しくて、あたらしい発見もたくさんあって、わたしが生きているという感じがする。

失くしたと思っていたものがふたつも出てきた。毎月レコーディングを始めた。追われる日々が続いたような気がしていたのはレコーディングの割合が大きいかもしれない。土砂降りの雨の中で写真を撮った。眠る時間がないくらい過密なスケジュールも余裕で楽しさが上回った。小学生ぶりにカチューシャを付けて、かわいい格好をして昔からの友達と一晩過ごした。四月の夜の海で騒いで派手にこけて、ばかみたいな大声でわらった。花見をするためにサブウェイを買った、桜はほぼ散っていたけどそれでも楽しかった。額から滴る汗を眼の真ん中で捉えたとき、目の前で歌う透明を人間だとはじめて認識したこと。さっきまであった感覚が急に失われることは本当に本当にこわいこと。人生ではじめてネモフィラ祭りに行ったときの第一声が「海!」だったこと。日々のなかに色んなことがありすぎて飽きない。そこでわらっているわたしは自分自身なのに何かたのしそうだなと他人事のように思う。さっき挙げたことは三月から五月の初めまでのことをほんのすこし書いただけで実際はまだまだ色々なことがある。二十歳を超えてからも人生ではじめて感じたり味わうことがずっとあって、それはわたし自体が感じたり味わう感性をいつまでも持っているからこそのものだ。こころがしあわせだと生きることはもっと楽しくなることを実感した。いつもいつでもご機嫌に、すこやかに生きることは実際難しいけれどわたしはわたしの人生を隅から隅まで味わい尽くしたいのだ。

楽しいことも辛いことも悲しいことも、わりと忘れる。例外はあるけれどそれでも薄れていってしまうことは確かだからどんな形でも残したい、遺したいと思う。ひさしぶりの日記になってしまった!もし読んでくれた方がいるなら、ほんとうにありがとうございます。すこし恥ずかしい。色んなことがある、みんな言わないだけで。でも楽しさとか嬉しさだけではつまらないかも知れないし、自分がしあわせであることに気付けないのかもなと最近は思う。おもしろがって生きていたい。ほんとうのやさしさは気付けないって気付くことが、やさしく居続けることの一歩だ。たぶん!