2021-01-01から1年間の記事一覧
さむいなあ、と思う。すぐ傍に残るものはたくさんあるのに、さむいなあと思う。口元まで布団を引き上げて目を閉じたらすこし涙が出た。二十歳を越えてからさみしくて泣くことなんか無かったのに。わたしにもかわいい一面があることに驚く。じぶんのことでも…
独り相撲の語る愛とやらに、笑いも出来ない。心酔している瞳を真正面から見る。瞳の奥を見てみたいと思う。ポルノグラフィティの曲に「瞳の奥をのぞかせて」という曲がある。大好きな曲だ。わたしを含めたにんげんは基本的に気持ち悪いのだから別に珍しいこ…
ゆめをみていた。随分と都合の良いゆめを、なんどもなんどもみた。覚めなくてよかったのにとおもうこともあるけれど毎朝きちんと起きて支度をした。ほんとうに、ほんとうにたくさん泣いた。眠る前に泣くと目が腫れるので極力避けたいのだが、気付けばなみだ…
バンドをしよう!という話になって、学校の練習室に三人で入ったときの動画を観た。わたしはバンドを組むというよりはセッションをする、一緒に音を鳴らしてみるという感覚で入っていたけど、これが後の「ステエションズ」になっていた。わたしはアコースティ…
紅葉みたいな、いのちみたいな。わたしの瞳に、記憶に、残すことすら出来ないような閃光を、爆発を、永遠のような一瞬を、視ていた。降る轟音を聴くときに似ていた。いのちそのものを視ているようで涙が出た。できるだけ月に、空に近い場所へ登る。先輩のバ…
やさしさについて小一時間考えている。やさしさとは。考えても分からないので調べてみた。トップに「人を思いやる気持ちがある、配慮ができる、利他的である」…と出てくる。なるほど、と思う。気付くことも、寄り添うことも、適切な表現で主張をすることも、…
涙が出るくらいに綺麗、という体験を初めてした。人生で初めて自分の足で向かい、ひとりきりで行った海は十月なのにとても暑くて、砂浜で飲むビールが最高に美味しかった。本当は八月、遅くても九月中には行きたかったのに行けないままで、それでも今更海に…
知らないあいだに夏が終わっていた。というのも八月後半からコロナ陽性になったからなのだが、とにかく寝込んでいて記憶が無い。覚悟を持って夏を終えることが出来なかったのがとても寂しい。覚悟と言ってしまうと大袈裟なのかも知れないが、わたしは夏のこ…
無性に聴きたくなってばらの花を流した。どこで聴いてもくるりは良いし、西日が部屋に差しているのが更によかった。夜明け前に駅前で見た空は地獄のようないろで、泣かないようにリーガルリリーの新譜を繰り返し聴きながら帰った。夏の空独特のくっきりとし…
どうしても牛丼が食べたかった。牛丼並のチーズトッピングにAセット。仕事が終わる前から吉野家のことしか考えられなかった。夜の炭水化物のドカ食いはあまり良いとされないらしいので少し思いとどまったが、最近は筋トレも頑張っているしバチは当たらないは…
モスバーガーは丁寧な味がして美味しいけど量が足りない。最終はマクドに落ち着く。花火はゆっくりビール飲みながら見たい。出来れば有料の席で見てみたい。お寿司はいつ食べてもどこで食べても美味しい。悲しいことや辛いことのあるないに関わらずよく泣い…
宣言が延長されても生活は死なないし、日々は回る。基本的に控えてはいるけれど音楽以外の用事でも外に出る。いつどこで誰がどうなるか分からないし、万全な対策や予防をしてもじぶんが他者に迷惑をかけてしまうかもしれない。こわさを抱えたまま毎日生きて…
髪を切りたい。あんなに可愛かった髪型(当社比)が気付けば毛量の多いボブになってしまっている。十二時間前に近畿地方は梅雨入りしたらしい。ステエションズが集まる日も機材の運搬が大変になりそうだ。いつもお世話になっている階段は雨が降ると滑りやすく…
おなじ感覚を知っているからこそ、すごく気持ちが分かってうれしいということを実感した日だった。じぶんを信じているのに何となく燻ってしまって動けなくなるわたしを、そうではないよと救って貰えた日でもあった。どの月でもついたちというのは新しい気持…
打ち合わせついでに地元のモール、と言って良いのかわからないが、モールに寄った。春休みだというのに殆ど客がいないが、それでも化粧品売り場にはちらほらと客が見える。普段ここにひとりで買い物に来るということが無い。と言うか、最近の基本的な外出は…
いつもはiPhoneから更新しているはてなブログを久しぶりにパソコンから更新してみたい、と思った。普段はYouTubeを観るくらいでしかパソコンを触らない人間なのでタイピングもきっと遅くなっているだろう。二月にあったライブの精算時に諸事情で振込先を入力…
銃を持った「知り合い」に追いかけられている。何故かは分からない。天気が良い日だった。ガラス張りになった窓の傍に若い警官が立っている。わたしの友人はその「知り合い」に殺されていた。一人だけではなく何人も。今思うと何故逃げ込んだ場所が直ぐ見つ…
檸檬のキリンザストロングをシンクに流す。フローリングの床が冷たい。深夜三時だということも相まって、靴下を履いていても死人のような足先になっていた。半分以上残っていたのに勿体無いなあ、と思いつつも全部流し切る。やけ、と言うにはまた違う何とも…