Sleep tight

ステエションズ vo,gt

2021.10.03

知らないあいだに夏が終わっていた。というのも八月後半からコロナ陽性になったからなのだが、とにかく寝込んでいて記憶が無い。覚悟を持って夏を終えることが出来なかったのがとても寂しい。覚悟と言ってしまうと大袈裟なのかも知れないが、わたしは夏のことが本気で好きなので、きちんと見送れなかったことが本当に悔やまれる。熱が下がるまでの七日間は、毎日布団から抜けるような青空やポップコーンに似た雲を見た。沢山のライブをキャンセルせざるを得なくなってとても悲しかったが、それよりも日々が元通りにならないかも知れない可能性が少しでもあることがこわかった。わたしが歌えなくなってしまったらどうしたらいいのだろうか、と嫌でも考えてしまった。現在はたまに調子が悪いときがあるくらいで基本的には元気なので少しほっとしている。三人の傍で歌い続けていたい。