Sleep tight

ステエションズ vo,gt

2022.08.06

起床。何となくSNSを開くと三時間が経つ。黙祷さえ出来なかったからSafariを開いて検索をかけた。まだ百年も経っていないんだ。身の回りに起こる小さな対立すら終わらせられないのに、何故繰り返さないと言えるのか。きみとの約束ひとつさえ守れないのに、どうしてそんな大それたことを思えるのか。

肉をひとつひとつ確かめるように洗って風呂につかる。真昼間にながく浴槽につかることはこころの洗濯というか自分の中の何かが浄化されるような気がする。肌をすべる泡が陽にあたって虹色に光った。蛍光灯の明かりの下じゃわからない、自然光の何とも言えないコントラスト。鏡にうつる自分の身体を見てきれいだと思う。一日一日確実に老いゆく身体。急に失ってしまうかもしれない身体。

眠たくなってしまったけれど、きちんと仕事をした。どこからどこまでを仕事と表記していいのかわからない。仕事らしいけれど仕事だと思わないこともある。作業をしていると大体遅くなってしまうので夜は軽めに済まるつもりだったのだが、割としっかり食べた。わたしの好きなひとというのは、わたしが居なくても幸せに生きていくひとだと思う。勝手に幸せで居てくれるひとだと思う。そういう人の誰にも見せない色んなことを自分だけが知っていたいのだと思う。ひとりとひとり、で居れることに安心する。ふたつにはなれないから。